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『「死にたい。」と叫ぶあなたへ』



 

 

 

 


「死にたい」と叫んでほしい。大丈夫だから。本当は「生きたい」から。











先日、大切な仲間と
ある情報番組で放送されていた ある特集の話をしてました。




その特集は、


高校に入学して数ヶ月で”いじめ”に遭い

「いじめられてすごいつらかった」という遺書を残して



首を吊って死のうとしたけど、死ねなかった女の子。







死にたかったのに死にきれなくて、 1年8ヶ月、遷延性意識障害の状態で今も生きている女の子 の特集でした。







遷延性意識障害(せんえんせいいしきしょうがい)とは、

《重度の
昏睡状態を指す症状。植物状態(しょくぶつじょうたい)といわれる状態のこと。持続的意識障害、持続的植物状態(persistent vegetative state)ともいわれる。》


定義は、

  1. 自力移動が不可能である。
  2. 自力摂食が不可能である。
  3. 糞・尿失禁がある。
  4. 声を出しても意味のある発語が全く不可能である。
  5. 簡単な命令には辛うじて応じることも出来るが、ほとんど意思疎通は不可能である。
  6. 眼球は動いていても認識することは出来ない。

以上6項目が、治療にもかかわらず3か月以上続いた場合を「遷延性意識障害」とみなす。Wikipediaより引用)






言ってしまえば、

自分で体を動かすことができず

誰かと会話などのコミュニケーションがとれず



「ただ命がそこに在るだけ」の状態。






いじめに遭い、
死のうとしたのに死ねなくて、


その状態で、1年8ヶ月生き続けている女の子の話でした。






今から書くこのブログは、
その特集を観た仲間と僕の対話を書き記しています。














その女の子はとても明るい子で

両親ともに仲良しで、いろんなところに出かけた時の映像が流れていたり


中学校を卒業した時に、お母さんに宛てた手紙には

今まで育ててくれた感謝や、
高校でも友達作って楽しむよ~!といった感じの言葉が綴られていました。




そして、希望を胸に高校に入学。

そこで、仲の良かった友達に、いじめを受けた。






命を絶とうとした前日に、養護教諭の先生に相談して担任の先生とも話をした。


担任は

「友達のことで悩んでるのはあなただけじゃない」

「悩みながらも気の合う友達を見つけていくものじゃないか」


とアドバイスしたそうです。




その日下校した女の子に担任が連絡すると、
連絡が帰ってきたので、親御さんには知らせなかった。




そして次の日の朝、


その子がいつまでたっても起きてこないので、母親が起こしにいくと






女の子は、自分の部屋で首を吊っていた。










遷延性意識障害

回復は難しい。奇跡を信じながら現状を維持していくしかない、と医師から説明を受けたそうです。



首を絞めたことで、脳に酸素がいかなかったり血液が回らなかったりして、ダメージが大きかった。





意識が戻らない。

ごはんは胃につなげた管から。

気管切開して呼吸をしてる。








両親は学校に詳しい調査を求めた。

学校は第3者を交えて調査をした。


だけど、女の子が遺書に名前をあげた生徒に直接話を聞くことはなかった。



学校から伝えられたのは


「いじめの事実を特定するのは難しい」



校長先生からは

「今後は気をつけます」

との言葉だったそうです。







その子の父親がカメラの前でこう言ってました。

 

 



「今後じゃ遅い。今起きてるこの状況はどうなるんだ」






両親は、娘がそんなに苦しんでたことに気付けなかったと涙を流し、

1年8ヶ月ずっと後悔して自分たちを責め続けている。




意識が戻るか分からない娘に毎日声をかけて

いつか意識が戻ると信じて、家で娘の世話をしてる。












そんな女の子の話でした。







僕が言いたいのは、


「学校が悪い」とか

「いじめっこのせいだ」とか


そういうのじゃないんです。










首を吊ったとき、苦しかったと思う。

すごくすごく苦しかったと思う。



意識が戻らなくなるくらいだから。
生きるか死ぬかのギリギリのところまでいってるくらいだから。




それでも

「苦しいからやっぱりやめよう」




とはならなかった。

途中でやめることもできたはずなのに。




苦しいのに、死のうとした。


それだけ死にたかった。



死ぬしかないって思ったのかな。



”首がしまって息が出来ない苦しみ”

よりも、


”いまを生きること”の方が苦しかったのかな。
 



 
 
 
女の子は死のうとする前に、遺書として手紙を書いた。

自分の想いを、いっぱいいっぱい詰め込んだと思う。


 
どれだけ自分が耐えて頑張ってきたか。

何度頑張ろうとしたか。


それでも、もう限界がきてしまった。



これまでの感謝も書いたかもしれない。
もしかしたら手紙の中で両親に謝ってるかもしれない。


”何か”が伝わればいいなと思って、自分の心に向き合って書いたんだろう。



両親もそれが分かってるから、この事実とも、学校とも、ちゃんと向き合おうとしてる。
 





でもやっぱ死んじゃったら、悲しすぎるじゃないですか。つらすぎるじゃないですか。悔しいじゃないですか。

 
 
死にたくなるまでいじめられたことないから、ちゃんとは分かってないんだろうけど。

女の子がどんなことされてたのかも分からないけど。




いじめの内容はどうでもよくて。

いじめに「重い・軽い」は絶対なくて。


女の子にとったらすごくすごくつらかったんだと思う。
 




だから

もっと叫んでもよかったと思うんです。



「死にたい」って。

「いじめるなら死ぬぞ!!」って。




もしかしたら、誰かに届いたかもしれない。

大人たちが気付いてくれたかもしれない。



もしかしたら、「生きたい」って思わせてくれる出逢いや出来事があったかもしれない。



逃げてもよかったと思う。
学校なんて行かなくてよかったと思う。
頑張らなくてよかったし、もっと自分を一番に考えてよかったと思う。
 




「死のうとする前に何とかならなかったのか」


こうなってしまったあとは、みんなそう言う。


 
この女の子の周りに誰かひとりでも、

「大丈夫?」って声をかけてくれる人がいれば。


まもってくれる人がいれば。
 






この子が首を吊る前に僕と出逢ってたら。

DAIさんと出逢ってたら。

おかんに出逢ってたら。

あなたに出逢ってたら。


周りの、愛で生きてる人たちに出逢ってたら。



こんなことにならなかったのかもしれない。
周りに一人でも、そんな人がいれば。




 
もっともっと「死にたい」って言えたかもしれない。

外に出せたかもしれない。
誰かが気付いてくれたかもしれない。


悔しい。
悔しい。
めっちゃ悔しい。
つらい。







でも、そこで気付いたんです。






苦しいのに、死にたかった。

”今を生きる苦しさ”より、”死に行く苦しさ”を選んだ。
 



 
でも、もしかしたら




 
今、意識はなくとも生きれてるのは
 

彼女の「生きたい」という意志なのかもしれない。


本当は生きたかったのかもしれない。





生きたくて生きたくて生きたくて生きたくて生きたくて生きたくて生きたくて生きたくて生きたくて生きたくて生きたくて生きたくて生きたくて生きたくて生きたくて生きたくて生きたくて生きたくて生きたくて生きたくて生きたくて生きたくて生きたくて生きたくて生きたくて生きたくて生きたくて生きたくて生きたくて生きたくて。


 
生きたくて仕方なかったけど、
今を生きる苦しさから、死のうとした。






でも、それでも生きたかったんじゃないかなあ。


だから今、生きれてるんじゃないかなあ。
 






そう、気付かされたんです。



もしかしたら、植物状態になりながらも生きているのは、



彼女の”生きたかった意志”なんじゃないかな、って。













本当の本当の本当の本当に、「死にたい」って思う人なんていない。



その言葉はどれだけ裏返しても、「生きたい」なんだ。

「死にたい」の奥の奥の奥の奥の奥は、「生きたい」なんだ。







「死にたい」という言葉の前には、
 

「生きたいのに」が入るんだ。








「生きたい」って思ってなかったら、
「死にたい」なんて、思わないはずだから。






そんなことを、

この特集と、僕の大切な仲間から気づかせてもらいました。








伝えてあげたい。声をかけてあげたい。抱き締めてやりたい。



”今この瞬間”も「死にたい」って思ってる人へ。
「死にたい」って叫んでる、オマエへ。








「本当は、生きたいんだね」


「くるしいんだね、つらいんだね。

 本当は生きたいのに、死にたいって思ってしまうほど、しんどいんだね」って。







「大丈夫だよ。気付いてるよ。


 本当の本当の本当の本当は、生きたいんだよね」って。







愛する家族に、
自分から言いたいことも言えない
自分から触れることすらできない

そんな状態でも、懸命に懸命に生きようとしている彼女の為にも。


そして、そんな娘をずっとずっと支え続けている、家族の皆さんの為にも。





生きて欲しい。諦めないで欲しい。










大丈夫。分かってる。

あなた自身も、本当は分かってる。







「死にたい」んじゃない。


本当の本当の本当は『生きたい』
んだ。











この文が、このメッセージを欲してる人へ

そして願わくば、その女の子の家族さんのもとへ届きますよう

祈りを込めて、ここに書き記します。



響いたらでいいです。シェアお願いします。
届けたいんです。どうしても。







有難う。有難う。

どんな状態になりながらも

今まで、生きていてくれて有難う。