タイトル募集中。

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『盲目の歌姫が教えてくれたこと。』

 

 

 

 

先日、笑顔畑の山ちゃんが主催してくださった、静岡の春野町でのライブ。




その日のライブのアンコールで、DAIさんがステージにあげて一緒に歌ったのが、






「盲目の歌姫」 ”わかなちゃん”でした。







わかなちゃんは自分の名前を言われると、



お母さんに手を引かれながら



ゆっくり、ゆっくりとステージへ。





ステージの真ん中に立ち、マイクを持ったわかなちゃんは







「みなさん、こんにちはーーーーーーーー!!!!!!」





と、とても明るい大きな声で挨拶をしてくれました。








わかなちゃんとおかんが初めて逢ったとき、






「私、目が見えないおかげでおかんのみんなと出逢うことが出来ました!ラッキー!」




と、わかなちゃんは言ったそうです。






そのあとに歌ってくれた




『あなたは、あなたで大丈夫。』







1番最初の




「今まで頑張ってこなかったわけじゃないけど 僕は僕を信じられなくなった」





とわかなちゃんが歌い始めると






「ぶわあああああああっっ」と全身に鳥肌が立ち、涙が溢れました。









似たような感覚が前にもあって、





ちょうど1週間前、九州ツアーの鹿児島でのライブ前に


ある女の子のもとへ歌を届けにいったときでした。





その女の子は僕と同い年の女の子で、



12歳の頃に友達から暴力を受け


首から下が動かなくなり



8年経った今でも、病院のベッドでの生活だそうです。




障害を持った自分の体が憎く思うときもあった。



世界がモノクロになった。自分すらも憎くなった。



そのときから、笑顔の仮面をつけはじめた。


8年間。



辛いときから、その感情を押し殺しどんなときも笑顔の仮面をつけるようになった。




その8年間付け続けた仮面が外せなくなった。







そんな自分を救ってくれたのがおかんの唄でした、って。








その子のがいる病院の病室に唄を届けに行って



その子の病室へ一歩足を踏み入れた瞬間、




「ぞわああああああっ」って鳥肌が立ったのを覚えています。





病室に入ると分かったんですが、


その鳥肌の正体は




紛れもない「愛」の波動でした。






その女の子本人の愛

その子の家族の愛

お世話してくれる看護師さんの愛

お見舞いに訪れてくれる人たちの愛



その病室には、たくさんの愛が溢れかえっていて、その「愛の波動」に体が反応しました。





その女の子もこう言ってました。




「この体でよかった。たくさんの人の愛を知ることができたから。」って。








この女の子と、盲目のわかなちゃんの言葉を聞いて


素直に溢れ出た感情は



『有難う』でした。



今まで生きていてくれて有難う。

たくさん辛いことも苦しいこともあっただろうけど、乗り越えてきてくれて有難う。

今ここに居てくれて有難うって。






これは何も、わかなちゃんやその子にだけの話じゃなくて


今、読んでくれている”あなた”も。






あなたが生きてきたこの人生


嬉しいこと
楽しいこと
苦しいこと
悲しいこと


たくさんあったと思います。



「死にたい」って思うこともあったかもしれない

「自分なんて」って思うこともあったかもしれない


でも


そんな辛いことも苦しいことも乗り越えてきてくれたから

あなたが頑張って生きてきてくれたから



こうして出逢うことができました。



あなたがあなたでいてくれたから


「今」のあなたがいるんです。

出逢った人たちがいるんです。

生まれた感情があるんです。




そのすべてに「有難う」って言いたい。





本当に今まで生きてきてくれて有難う。

たくさんたくさん乗り越えてきてくれて有難う。





今まであった、辛いことも苦しいことも悲しいことも

そのすべてが「今」のあなたを創ってる。



そして、そのおかげで「今」の自分がいること

出逢った人たちがいること

気づけた「愛」があること



そんなことを、鹿児島で出逢った女の子と


わかなちゃんに教えてもらいました。





本当に本当に、有難う。



 

盲目の歌姫、わかなちゃんと★